数ヶ月ぶりのブログになるが、最近は年のせいかコーヒーを底まで飲み切ることができなくなってきており、スタバの本日のコーヒーを頼んでも半分から8割くらいはだいたい残して帰ってしまう。家ではコーヒーを断って日本茶に切り替えることにした。んで、高いお茶葉でも買ってみるかといろいろ見てるうちに、そういえば今まで玉露って飲んだことないなと思い、50g3000円くらいの玉露を買って飲んでみたんだが、めちゃくちゃハマった。飲む前のイメージとしては雑味や苦みのない飲みやすい煎茶なイメージだったのだが、ぜんぜん、まったくちがった。ドリップコーヒーとエスプレッソくらいちがった。なんつうか上品な出汁を飲んでるイメージ。もう毎日飲んでる。飯をくったあととか、すこし時間が空いた頃合になると、口のなかが玉露の旨味を欲してしまっているのだった。理の当然としてさっそく作家ものの急須と茶杯を買い求めた。急須はいまだにいろいろほしくなってしまうが、いまある1個に絞り、本格的な爺になるころには味のある急須に仕上がっているであろうことを夢見て、日々つかい続けている。そのかわり茶杯は日々の気分によってつかいわけたいので、ネットでよさげな茶杯ぐい飲みお猪口を探してはちょいちょい買い足していってる。あと茶筒も3個くらい買ってしまったのだが、12月に注文してた開化堂の銅製の茶筒が先日届いてかなりテンションがあがって、その勢いで今ブログを書いていているのだった。茶葉もいろんなのを試してみたが、私のバカ舌ではそれほど味のちがいはわからん、2煎3煎しても濃度が落ちないのが高いのはわかる。あと淹れた後の茶葉のおひたしが美味い。調べた中で1番高額な茶葉で10g11000円というのがあったが、もちろん買えるわけがない。というか1週間くらいしたら販売リストから消えていた。収穫量のすくない貴重な茶葉のうち400gだけネット販売すると、たしか書いてあったが、売り切れたことにすなおに驚く。次みたら試しに買ってみてしまうかもしれない。それはそれとして、老後をみすえた我がお茶ライフの最終段階――鉄瓶の入手である。前々から欲しい鉄瓶があったのだが、製作元の工房のHPでの注文方法が電話かFAXかEメールのみという、いかにも職人気質をにおわせる古い販売方法にいまいち踏ん切りがつかず二の足を踏んでいたのだけど、今日ついに注文メールを送信した。すぐに返信がきて、納期に半年以上かかるとの事。もっと早くに注文しとけばよかった。

しかしこの数ヶ月、なにもお茶を飲んでばかりいたためブログをさぼっていたわけではない。それなりに激動の日々ではあった。正月明けに職場の同僚が骨折して一時的にとはいえ出勤日が激増えたり、ほとんど接することはない職場の日勤の人がコロナにかかって会社全体がワタワタしたり、どうもアップリンクのオンライン決済システムの会社が登録者の情報を抜かれたっぽくてクレカの差し替えが必要になったり、とまあいろいろあるにはあったが、それらはどうでもいいといえばどうでもよくて、この数か月、創作モードに入ってPCやリアルのメモ帳に書き散らしていた小説の断片やアイディアをまじめにまとめたりしていたため、ブログをさぼっていたのだった。今のところ全体の5%くらいは書けたんじゃないだろうか。このあとはまた本を読んで使えそうな文章を探したり、先々の展開のアイディアを練ったりの日々にもどる。去年わたなべさんに会ったときに今書こうしてる小説の完成は10年後くらいじゃないかと冗談まじりに言ったことがあったが、このペースだと冗談では済まないかもしれない。