絶望。病院で結石の分析結果を聞いてきたが、シュウ酸カルシウム98%リン酸カルシウム2%で、シュウ酸おさえろとのお達し。ほうれん草チョコお茶紅茶コーヒーあたりを減らしてカルシウムをばかすかとって1日2Lの水を飲むのを努力目標とせよとのこと。ほうれん草やチョコは減らしても良いから、やはりお茶か…しかも減らしたところで結石になる可能性がゼロになるわけではないっぽくて、たとえば今のままの生活だとたぶん5年くらいでまた結石になるかもだが、減らせばその年数を延ばせるだろうといった何かふわっとした話だった…体質的な話なのだろうな、というか、今回結石になった事を両親にメールしたら、うちの父親は10代の頃からかぞえて3回結石になってて、1回は救急車で運ばれた事もあるという初耳の話を聞いて、遺伝的なものもあるのかもしれない。となるとこの40年ちかく偏頭痛と生きていた人生に結石が加わっただけと考えればしゃーないかと諦めもつかんでもない。痛みの種類は違うが、どちらが苦痛かといえば圧倒的に最高度のときの頭痛の方が辛さマックスだったんで、我慢は効くだろう。そもそも結石で辛かったのは痛みよりも、ガンとかやばい病気かもしれないという未知の恐怖の方だったので、結石とわかっていれば何とかなりそうな気もしてきた。だいたいこんな贅沢病の延長みたいな話で絶望とか言ってたら世界のもっと不幸な人々からお叱りを受けるというものだ。オッケー今後もお茶はぐびぐび飲んでいくぜ。

なんにせよ5月頃からつづいた結石問題にひとくぎりついたので、新宿にでて本を買ってきた。デリダの講義録本は出るたびに買ってはいるが、いまだ1冊も手をつけておらず、あるていど数がそろってから一気に読むかと思っていたが、そもそも何冊でる予定とかあるんだろうかと気になって、講義一覧のページを見てみたら、全43巻予定らしいと知ってぶったまげた。1971年のロートレアモンの講義は死ぬまでに翻訳でてほしいなーと思った。