一昨日。

話題のオオカミの家を見てミンナのウタを見てサンドランドを見た映画三昧な1日。オオカミの家を見ていたら頭がずきずき&吐き気がどんどんあがってきて、雨でも降るのだろうかと後半は空あくび連発しながら散漫な気分で鑑賞していたが、見終わって気づいたのはワンカット的な映像で3D酔いしてただけなのだった。外に出て新鮮な空気を吸ったらすぐに気分は落ち着いた。ストップモーションの技法としてはすごい映画だったが、以上の理由もあってぜんぜん楽しめなかった。次は酔い止め飲んで見にいきたい。ミンナのウタはひさしぶりの清水崇で怖いし時間の交差をつかった展開とかあいかわらずで面白かったが、アイドルグループ?をメインに使った宿命か誰も死ななかったのだけは不満たらたらだった。サンドランドは面白かった。原作のシンプルなラストを盛り上がりのある展開に変えてたのは良い改変だなと思った。アクションシーンが映像がはやすぎてことごとく何が起きているかわかりづらい点もあったが、1日の締めとしては良い感じだった。

昨日。

神奈川県立近代美術館で挑発関係=中平卓馬×森山大道展を見て、2年ぶりに知り合いに会いに行った。展覧会は新作というか未発表作的な写真もあるのかなーと期待していたんだが、そういうのはなかった。ただまあ中平×森山の初期から晩年&最近までの歩みが時系列にそってわかりやすく纏められててまあまあ良かったなと思う。コレクション展で加納光於展もあった。加納光於は昔の思想系の雑誌で抽象的な版画作品を見かけたなくらいの認識で、私自身が色彩に関する感度が鈍いのもあり、版画作品や近年の油彩画はあまり感じられるものはなかったんだが、『水夫イシュメールよ、お前が波頭に視たものを語れ』という8点のオブジェ作品がめちゃくちゃ面白くて、挑発関係や何よりこの作品を見れただけで逗子まで行った甲斐があったなと思った。解説に古いピアノを解体して作ったと書いてあったが、似たような部品がオブジェ毎に配置を組み替えて作りあげたような船型っぽい作品で、クラウスがアヴァンギャルドのオリジナリティの序文で、構造主義を解説する譬えにあげてたアルゴ隊の船の話を彷彿とさせるような、そんなオブジェ作品だった。

ここにオブジェ作品の画像がある。これミニチュア化して販売してくれねーかな。知り合いとは新橋で2年ぶりにあってビール2杯飲んだが、帰る頃にはまた頭痛と吐き気に悩まされる結果になった。知り合いからは世知辛い話ばかり出てきて、暗い気持ちになって終電で帰った。

今日。

朝起きてまだ頭が痛かったが、午前中は歯医者で歯石クリーニング。特に異常はなかったが、いつもの若旦那みたいな歯医者の先生はたぶんお盆休み、応援で来てると思われるお爺ちゃん先生にいつもは見てもらってないような点まで見てもらう形となって、医者によっても気にかける点がそれぞれ違うのだなと知ったがそれがどうしたというわけでもなく、終わった。いや今日は下の歯だけなので来週上の歯を見てもらって終了予定。午後は渋谷でフリーク・オルランドを見てきた。ヴァージニア・ウルフのオーランドーを元にした映画と紹介されていたので、さいきんのLGBTQ+関連の興味もあって楽しみにしていったが、どちらかというとフリークスの方がメインの映画だった。内容はウルリケ・オッティンガー版『君たちはどう生きるか』といった体のもので、要するに最後まで見てもよくわからんストーリーの映画なのだった。家に帰ってもまだ頭が痛い。