暑い暑い、と愚痴りながらさいきんの休みは美術館や映画館に出歩いている。さいきん特に良かったのは、世田谷文学館石黒亜矢子展。

最初から最後までかわいいしかなかった。いや所々で不気味とか怖いといったばけものばけねこの化けの部分もあったが(水木しげるに連なる作風といった感じ)。このあと見に行く予定だった映画の上映時間を考えて余裕をもって会場入りしたのだが、気づいたらけっこう危ない時間帯まで鑑賞してて、後半1/3くらいは駆け足になってしまった。あと物販コーナーもじっくり見ている時間がなかった。余裕があればもう一度行きたい。帰って作家の経歴を確認したら伊藤潤二が夫と知ってなるほどなと妙に納得した。

このあと見たフィフィ・マルタンガルでジャック・ロジェ長編映画5作をようやくすべて見ることができた。毎夏ロジェ特集してくれればいいのに。

映画はあと『イノセンツ』という映画がすばらしくて、2回見にいったが、たぶん今週また見に行くだろうくらいにどはまりした。私は役者の演技そのものにはあまり興味がわかない方だと思うのだけど、イノセンツは子役4人の演技がともかくすごすぎてはまった。主役の女の子の『ものすごく痛い』というセリフに女の子3人で笑いあうとことか、女の子にやられた男の子が家に帰って癇癪おこしてからママ~って泣くところとか、魂が震えたね。あと妹が邪悪なところは、うちの妹の幼い頃を思い出すものがあって、すぐに妹にメールしてやった。