雨が降っているから人が少ないかもと思って国立新美術館マティス展を見に行こうと思ったら火曜休館だった。ボーはおそれているを見てきた。180分とあまりに長すぎる映画ではあったが、最後の裁判シーンがカフカ的なラストでよかった。未来世紀ブラジルっぽくもあった。オオカミの家の監督が担当したというアニメパートは普通だった。

本格的に小説を書き出してみたが、実際に書いてみると頭のなかで書いてた時や断片だけ書き出してた時の形では言葉がまったく足りてないなーと実感した。「1000の目」もそのままの形じゃ使えないので、あれこれといじっていじってようやく使えそうな形にするのに数日かかった。しかしひさしぶりに言葉をいじって形を整えていく作業の楽しさも実感している。

MRTR氏のブログの3/11の写真が夢の映像のようでとてもいい。上下が反転しているので、3/8に載っている段ボールカメラでの撮影だろうか?画像をダウンロードして上下を正位置に戻して見ているのだが、風にそよぐカーテンによってつくられた窓の隙間がつなぐ外から内、内から外へのやわらかな空気や光の往還に、なんとなし子供時代のノスタルジーみたいなものも刺激される。遊び疲れて昼寝する直前のあのぼんやりとした昼下がりの時空。