仕事。と書くより勤労と書いた方がいいか。テストジャンキー、脱獄計画(仮)、エトセトラ・男性学特集。

『脱獄計画(仮)』、めちゃくちゃ面白い。ビオイ=カサレスの『脱獄計画』をまず読み直すかと本棚を探したが本が見当たらず……。仕方ないのでそのまま読んだが、これは読まずに読んだ方がいい、読み終わってから読んだ方がよさげ。読み終わってからじっくり謎解きメインで読み返したくなる。謎が解けるような答えがあるのかどうかはわからんけども。この戯曲(作品冒頭では「戯曲風の記録」と書かれてある。ただし続けて「この戯曲風の記録は、真実と虚偽がないまぜになっている」とも書かれてあるので、そのまま受け取るわけにはいかなそうだが)では「初演」というのが強調されているのだけど、1回目の読書では「初演」って公演初日のことかと思って読んでいたが、2回目読んだ時はどうも違うっぽいぞとなって調べたら、初演とは初めて上演された期間まるごとを指す言葉なのだと知った。ただ初演ってどこまで初演と呼ぶんだろう。たとえば初演がめちゃくちゃヒットしてそのままロングラン上演になったら、その期間すべて初演になるのか。そもそも初演と初演でない公演・再演とでは期間以外の違いはあるのか、とか演劇関連に無知すぎてそのあたりがちょっとまだよく調べ切れていない。まあともかくこの「記録」はたいへん面白かった。映像記録の方はまだ見ていないので、そっちの楽しみも残っている。「記録」にあるト書き(風?)の処理とか実際の演劇ではどうなってんだろ、演劇では全無効なのだろうか。「記録」ではこのト書きがト書きの範疇をよゆうでぶっちぎっててほんと笑う、ト書きが過去時制な時点でおかしすぎて笑ってしまう。

仕事帰りにボーはおそれているを見て帰ろうかと思ったが、調べたら180分もあり挫けてやめた。代わりにガンダム見てきた。まあガンダムシードっぽい内容で悪くはなかったが、同じような展開の焼き直しではあったなー。あと今回の敵は全員無慈悲にぶっ殺しててそりゃないだろキラ君とは思った。

映画鑑賞後に先週TOHO新宿では買えなかった『瞳をとじて』のパンフレットと絵本を買って帰った。『瞳をとじて』はもう1度見にいきたいが、今月はすこし金遣いが荒かったので財布の紐をしめるべきかも…