マルドロールの出だしを意識した感じで小説をはじめようと思っていて、はじめて読んだマルドロールが豊崎訳で、この書物はすべての読者に受けるわけじゃないからそうじゃない者は『かかとを前に』、みたいな言い回しがあって、それ読んだ時は意味わからんかったんだけど、後に他の訳で読んで、踵を返すとか引き返せみたいな文章でなるほどなーといつか使おうと思ってたから、今回はそれでいこうと思いつつ、細かいニュアンスを確認するために豊崎訳を本棚の奥から引っ張り出してきて確認したら『かかとを前じゃなく後ろに』だった……

ま、まあ今回の小説は出だしから逆戻りしていくみたいな構想にする予定なんで『かかとを前に』ではじめていくのも間違ってないさ~。