一年ぶりくらいに映画館で映画を見てきた。第7波がきてるっぽいこのさなかにわざわざ外出するというのもなんではあるが、まあ予告編みたときからこれは絶対見たいと思っていた映画なので仕方ない。『マルケータ・ラザロヴァー』ひさしぶりに映画みたわけだが、実感としても「ひさびさに映画みたぜ!」と充実するくらい面白い映画だった。チェコ映画ということではじめ数分は背景や登場人物の見分けがつかなかったが、細かく章分けされたその章のはじまり毎にテキストでその章の内容が説明されるのと、登場人物も割とわかりやすいキャラ付けがしてあるので、ストーリーそのものは気づいた頃には割とすっと入ってきていた。カメラワークや編集やアフレコ具合が内容にあわせてなのかとても荒々しかったが、それこそまさに創作的なイメージがつよくて、これこれ、これが映画だよなーという心地よさと、場面場面でどこからともなく響いてくる笑い声、そのおおくが嘲笑的な笑い声なんだが、これが断続的に最後までつづくことの意味合いがよくわからんながらも耳について離れない不気味さもまた良いといえば良かった。ソクーロフボヴァリー夫人の中でずっと鳴り響いていたハエの羽音みたいな。

今後お茶を飲む回数を減らしていくかどうかは悩むところではあるが、白湯を飲む回数を増やしてお茶を減らしていく作戦もいいかもしれないと思った。というのも!報告するのを忘れていたが、2月頃に注文していた鉄瓶が先月ついに届いたのだった!

これで我が家のお茶ライフもひとつの完成をみたわけだ。お茶メインだったのでお茶を淹れる分だけ使ったらのこりの湯は捨てていたけど、鉄瓶といえば白湯でもいいな。

『イリオス』という漫画、有名なギリシャ神話を現代日本の裏社会に移植した内容の漫画がかなり面白い。

日本人名へのあてはめがだいぶ無理あって笑える。ホメロスイリアスはだいぶ昔に1回読んだだけなんで、ちょっと読み返してみたくなった。こまかい内容はほとんど覚えていないが、戦士が死んだ時に鎧がカラカラと鳴るみたいな定型句だけがものすごく頭にのこっている。