昨日は映画を見たあとセーター一枚で外出していたのが寒すぎて家に帰り、ブログを書いて、期間限定公開のラ・ジュテを鑑賞。
これはほんと傑作だよなー。公開期限はたぶん明日まで。そのあと『脱獄計画(仮)』の記録映像を鑑賞。こちらも面白かった。「記録」にあったト書きは当たり前だが舞台上では消されていた。あらためて映像で見ると、唯一の女性である土井はあの場でもっとも場違いな存在のように感じられた。『脱獄計画』の上演では女性役はゼロだと思われるにも関わらず土井を起用する必要があった真意とはいったい。そして土井と瀬田との間にあるエロティックな共犯関係めいた雰囲気も、映像ではより強く感じとられたように思える。中盤までは土井と瀬田による演出家殺しのような展開にもみえ、後半では演出家になりかわった(とりつかれた?)桑沢による瀬田殺しだったようにもみえた。けっきょく記録映像のなかで唯一?殺される役どころがなかったのは土井だけで、その点でも彼女の異質性は際立っていたように思える。つぎは「記録」とつきあわせながら「記録映像」を見返してみたい。その前に『脱獄計画』を探さねば…